比較的新しい地図
1967に編纂されたシラチャの地図。
元の全体図リンク http://nla.gov.au/nla.obj-2940489259
地図中の編纂時期の記述に、
Prepared under the direction of The Royal Thai Survey Department, Thailand. by The Map Division in 1967. Planimetric detail surveyerd plane table survey methods. (Reliability good)
とあり、に調査された情報をもとに書かれていて、信頼性が高いということかと思われます。タイの国の機関が発行しているものでもあり、 信頼性が高いということかと思われます。
1967年の少し前に調査された情報が反映されているとすると、地図に描かれている線路もそのころには存在しているということも示していると思われます。
いくつか面白い点があります。
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コーロイ島(Kho-loy)につながる線路橋
コーロイまで線路がつながっていません。
これは1950年代に嵐で流された時の状況を示していると思います。地図の情報調査が行われたと思われる1960年代前半にはすでに橋はなく、その後も架け替えられていない状況を示していると思われます。 一方で、現在の橋が架けられている島の反対側には埠頭?と思われるものが描かれており、現在の位置に橋がかかかる兆候だったのかもしれません。 -
製材所
製材所は、この時点では往年の範囲や姿をとどめていたようです。 -
シラチャの施設等
赤字の数字で、ホテル、学校、企業が示されています(名称等は地図の欄外に記述あり) 特に興味を持ったのが No.5 ホテルがあったようです。 地図をもとに考えると、ホテルがあった位置付近の道路は大きく変わっており、現在はその名残がないようです。(Google mapで見た限りですが。いずれシラチャに帰ったときに確認しようと思います) -
線路の表示
線路の表示では ”Rail way Small”と書かれています。 英語で書かれてはいますが、タイ文法の単語の配置になっていると思います。 タイの国の機関が作成したのでタイ語の直訳(?)ということかと。 ご愛敬 -
Sukhumwit通り
地図と現在では少し違っています。
カーブが地図ではやや鋭角になっているのに対し、現在の道路はRが緩やかになっています。
地図にあった道路は現在は側道になっているところです。おそらく、車が多くなり、速度も高くなったためRを緩やかにしたのではないかと推測しています。 今の側道については、よく考えてみれば、なぜそんなところにあるのか違和感がありましたが、地図にあるようにもともとの道路だと考えれば納得がいきます。
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